こんにちは(^_^)

姫路市の本格的な造園工事

和モダン庭園が完成しました（＾＾）

今から梅雨時期にかけて一番色鮮やかになる苔

苔のグリーンと白川砂のコントラストもメリハリがあり美を感じることが出来ます。

枯山水庭園で白砂は大海原を表現し築山の苔は海に浮かぶ島々を表現しています。

白川砂には波をイメージした模様（砂紋）を付けています。

延べ段は端の部分を丸く加工して柔らかくしています。

これは雲海を表現しているのです。

雲海から海と島々を見ている感じです。

築山の島々

築山の苔には平坦な築山ではなく

それぞれに起伏を付けて山並みを表現しています。

こうすることでより自然に近い山並みを感じることが出来ます。

いわば自然の縮図でもあり、日本庭園の縮景式を採用しています。

縮景式とは日本の名所と言われる実際の風景を縮小して庭園の一部に取り入れる技法の事です。

石テーブルのテラスもあります。

和のテラスです！！

ここからの景色も癒され最高の空間です（＾＾）

築山の島々の土留めの処理は州浜

海岸沿い波で打ち寄せられた小石をイメージしています。

同じ石で統一することでモダンな印象を与えてくれます。

築山の起伏で山並みを表現していますが

この庭の最大の山は蓬莱山

蓬莱山とは不老不死の千人が住む山として長寿を願うもので
実際には存在しない山です。

東方三神山の一つでもあります。

そんな長寿を願ったしかけです。

そんな想いや願いのこもったお庭

見ているだけでなくそこにはストーリーがあります。

このストーリーを読み取りながら見ていくと同じ庭でもまた違った風景を感じることが出来ます。

日本庭園は見て美しいだけではなくそこから想像を膨らませて当たらな景色を発見することも醍醐味です。

庭の一部にあえて間仕切りの竹垣

この竹垣があることでお庭に奥行きを感じられます。

また奥に入ると別世界になります。

今回のお庭では庭石は使用していません！！

景石を使用せずまとめる庭

これはかなり難易度が高かったように感じます。

というのも景石でごまかしがきかないからなのです。

だからこそ築山や州浜のデザインには徹底的にこだわり全体のバランスを考えて構成しました。

植木もできる限り少なくしてストーリー性のある庭へと考えて作庭しました。

仕上がりは田中も大満足でやり遂げた感が（＾＾）

唯一無二の日本庭園になったのではないかと思います。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
明日も元気いっぱいイキイキと！田中でした（＾＾）


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