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京都の石庭が美しい寺の庭

石庭 京都龍安寺

京都市右京区にある石庭(龍安寺)りょうあんじ
東西25メートル南北10メートルに15個の石を配置した石庭
この庭の極端なまでに象徴化されたこの石庭の意味は謎に包まれたままです!
その謎を太陽の庭人田中が徹底解明(^^)
(見る人の自由な解釈に委ねられていますとパンフレットに書いてありましたので・・・)

それでは竜安寺の庭園巡り出発です!
入館料を支払い
今から門を潜ります(^^)

大雲山龍安寺
徳大寺の別荘だったものを1450年管領細川勝元が譲り受けた寺地
妙心寺の義天玄承を開山として創建されたものです。
入り口を入ると石積が・・・
石好きの田中にはたまらなく立ち止まり
石庭まではまだまだかかりそうです(笑)
龍安寺垣
中芯の割竹を斜めに交差させて(割り竹を両側から抱きあわせて交差)、丈夫な割り竹で押さえた背の低い垣根。

カッコいいですね!!
これは庭師さんの仕事です(^^)
コケと石
庭の一部ではありませんが・・・
でも人工的に置かれたものだと思います。
参道の端にある石(見逃しはしませんよ)笑
ついに石庭(^^)
私が京都で修行していた頃は何回か訪れています。
毎回違うお庭に見えますね・・・不思議です。

京都の東北に聳え立つ比叡山で取れた白川砂
この白川砂は水はけがよく草が生えにくいなど庭園によく使われています。

この白川砂で敷き詰められたお庭
砂紋(さもん)と呼ばれ四季の変化や水の流れ人生流転を表しています。
大小15石

左から5石2石3石2石3石2石

この15の石は15夜の満月で東洋では完全を意味します。
でもこのお庭の15石どこから見ても15石見ることは出来ません。
石の陰になり13とか12になります。
人間の不完全さを教えているとも・・・・
また石を虎に見立てた時小さい石が虎の親に隠れている子ども
を表現しているので虎の子渡しとしても知られています。
白川砂を白い雲に例えた時
石や築山が山の頂上に見えます。

また大海に例えるなら石や築山は島々ですね。

一つ一つの石そして築山
そこにひとつひとつ意味が込められているのでしょうね。
そしてその意味を私達見ているものが見つけたらいい
そんな意図があったんではないでしょうか?
実際には広くない敷地
ここには遠近法が用いられています。
中央の壁を高くして両方に低く
また右側の塀は手前が高く奥が低くなっています。

そこまで計算されていたのか!!

実に奥が深い・・・

そして土塀は油土塀とも言われ菜種油と赤土を混ぜて作られていて独特の色合いの塀となっています。

塀を低くすることで回りに植えてあるモミジやさくらをその時期に
借景として取り入れられています。
シンプルな石庭ですがシンプルだからこそ計算されているのです
シンプルほど難しいものはないと感じました。

見る人を考えさせる庭でした。

番外編

鏡容池

庭園鑑賞のあと池を散策しながら出口まで
広大な敷地で石庭はほんの一部
この池はかつておしどりが群れ遊んでいたことから
おしどり池と言われたそうです。

石庭を見てこの池を見るとどこかほっとした気持ちになります。
水の効果もあるのでしょうが、このお寺の全景や自然な木々
に囲まれた環境を歩くと心が安らぎます。

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